Ngraph を起動すると下図の様に4つのウィンドウが開かれます。
ここでは、簡単に各ウィンドウの説明をします。
この他にも、レジェンドを一覧表示する "Legend Window"、合成ファ イルを一覧表示する "Merge Window"、フィットの結果等を表示する "Information Window" などのウィンドウを開く事ができます。また、各ウィ ンドウ上でマウスの右ボタンをクリックすると、それぞれのウィンドウで 異なるポップアップメニューを出す事ができ、各種操作が行えるようになっ ています。
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フレームグラフ(Frame graph) 4つの軸で囲まれたグラフ |
方眼グラフ(Section graph) 4つの軸で囲まれ、方眼線の入ったグラフ |
交差グラフ(Cross graph) X-Y2軸のグラフ |
データファイルを開く方法は他にも用意されています。
描画する方法は他にも用意されています。
軸ダイアログボックスを開く方法は他にも用意されています。
データダイアログボックスを開く方法はその他に
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![]() | 直線・曲線を作成します。 |
![]() | 矩形を作成します。 |
![]() | 円・楕円を作成します。 |
![]() | データプロット形式 "mark"に対応するマークを作成します。 |
![]() | テキストを作成します。 |
![]() | ガウス関数, ローレンツ関数, 放物線, 正弦曲線を作成します。 作成した曲線はただちにレジェンド-曲線に展開されるので, 一度作成すると関数としての変更はできません。 |
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Y=a*(X+b)^2
のフィットの場合を説明します。 フィッティングパラメターは a と b です。 フィッティングパラメターは「フィット式」の中では %00 から %09 で指定します。 つまりフィッテングパラメターは最大 10 個までに制限されています。 上の例では「フィット式」に%00*(X+%01)^2
と入力してください. 任意関数のフィットでは一気にパラメターの値を決めるのではなく、パラメターの値を変えながら誤差が最小になる点を探して行きます。 探し方はパラメターの初期値を決め、その時のパラメター空間での誤差の勾配から新たなパラメターの値を決めると言う動作を パラメターの値が変わらなくなるまで(収束するまで)繰り返します。 「%00:〜%09:」「収束(%)」「微分式指定」「dF/d(%00):〜dF/d(%09):」でこの繰り返し動作を制御します。 パラメター空間での誤差の勾配を求めるにはフィット関数を各パラメターで偏微分した式が必要です。 「微分式指定」をチェックし、これら微分式を「dF/d(%00):〜dF/d(%09):」に入力してください。 上の例の場合 %00*(X+%01)^2 を %00, %01 で偏微分した式を入力します。 具体的には
dF/d(%00): (X+%01)^2
dF/d(%01): %00*2*(X+%01)
singular matrix あるいは too small number of data
のエラーが出たり、収束せずにフィット処理がいつまでも続いてしまう事 があります(描画進行状況を示すダイアログの「停止」ボタンを押して中断してください)。 このような場合にはフィットパラメターの初期値を変えて再度挑戦してみてください。 フィット関数によっては初期値をかなり慎重に選ばないと収束してくれません。
Y^2 (あるいは同じ事ですが SQR(Y))
と入力してください。もしデータダイアログボックスの「(Y)カラム」が 2 となっている場合には%02^2 (あるいは同じ事ですが SQR(%02))
でも同じ結果を得ることができます。%02 の意味は "データファイルの2カラム目のデータ"です。 このように %01〜%99 で特定のカラムを取り出す事ができます。 一方、 Xはデータダイアログボックスの「(X)カラム」に指定したカラムのデータであり、Yはデータダイアログボックスの「(Y)カラム」に指定したカラムのデータです。 ですから、「(Y)カラム」を 3 にすると、今度は "Y" と "%03" が同じ値を示すようになります。%01+%02
と入力してください。このようにカラム間の演算ができます。 また、0番目(Data Window のリストの先頭の数字)のデータのカラム 1 と、1 番目のデータのカラム2 の和をプロットしたい時には変換数式に%F0001+%F0102
と入力してください。このようにファイル間の演算もできます。
グラフの種類 | 軸 | グラフの番号 |
f: フレームグラフ s: 方眼グラフ c: 交差グラフ |
X Y U R |
グラフの種類毎に 1 から振られます |